道東ローカル

昼の12度が「暖かい」。浜中で感じた、秋から冬への変わり目

北海道の東の端、浜中町は、秋から冬への変わり目を迎えています。

いまの浜中を、ひと言で言うとこうなります。

  • 昼に12度あれば「今日は暖かい日だな」と感じる
  • 夜中はマイナス2度まで下がる日がある
  • 朝晩は、ダウンジャケットを羽織るのが当たり前になった

青空の下、一面が金色に枯れた湿原。ところどころに葉を落とした木が立ち、遠くの丘に風車が見える

12度で「暖かい」と思うようになったら、冬が来た合図です。この記事では、いまの浜中で見られる景色と、町の冬じたくの様子を紹介します。

一面の茶色と、夕日

この時期に見てほしいのが、湿原の景色です。

浜中町には、ラムサール条約(大切な湿地を守るための国際的な約束)に登録されている霧多布湿原があります。夏は緑に覆われる湿原も、いまは一面の茶色です。湿原だけでなく、町なかの草原も同じように茶色に染まっています。

茶色と聞くと、さびしい景色を想像するかもしれません。でも、これはこれできれいです。特に夕方、低い夕日が差し込んでくると、茶色の草原がぱっと明るく照らされて、昼間とはまったく違う表情を見せてくれます。

一面茶色に広がる湿原。手前で穂が風に揺れ、奥に町並みと台地が続く

(写真はどちらも昼間に撮ったものです)

夜は、空を見上げてほしい

夕焼けのあとに楽しんでほしいのが、星空です。

夜に空を見上げると、星がすごくきれいに見えます。空気が冷たく澄んでくるこの季節は、外に出るだけで寒いのですが、少しの時間でも見上げてみる価値があります。

町の会話に「冬」が混ざりはじめた

景色だけでなく、町の人たちの会話や暮らしにも、冬の気配が出てきました。

クリスマスケーキの予約が始まった お店では、クリスマスケーキの予約の受け付けが始まっています。

「そろそろ冬タイヤに変えないと」 車の冬タイヤ(雪道や凍った道を走るためのスタッドレスタイヤ)の話題が出るようになりました。「もう変えた?」「そろそろ変えないとな」という会話が、この時期のあいさつ代わりのようなものです。

タコの漁が、そろそろ始まる 海の町らしい話題では、タコの漁がそろそろ始まるという話も聞こえてきます。

この時期に浜中へ来るなら

最後に、この時期に浜中へ来る方へ、伝えたいことがあります。

服装は、完全に冬服で 本当に寒いです。冬服でないと、正直きついと思います。家ではもうストーブを焚いている季節です。

宿は暖かい。それでも着込んで 民宿はどこも暖かくしてくれています。それでも、外に出る時間のことを考えて、しっかり着込んで、暖かく過ごしてください。

夕焼けと星空を、ぜひ 湿原の夕焼けと、夜の星空。この2つは、この時期の浜中に来たら、ぜひ見てほしい景色です。

季節が変わる短いあいだにしか見られない景色があります。寒さの準備をしっかりして、冬の入口の浜中を楽しんでもらえたらうれしいです。